今回は下記に台東区の様々な遺品整理体験など感想をまとめました
台東区の遺品整理に伴う片付けの感想・1
昨年、ほぼ同時期に義父母が亡くなりました。
私は数か月同居しただけなのですが、やはり人の死というのは悲しいものですね。
しばらく部屋はそのままにしてあったのですが、義両親がこの世を去ってそろそろ一年になります。
そろそろ遺品整理を始めようか、と夫婦で話をしているところです。
しかし、一つ問題があります。
財産分与で義父母の持ち物だったこの家は、唯一の息子である夫が相続したのですが、夫には二人の姉がいます。
遺品整理をするにあたって、あれこれ処分するのはいい気分ではないのでは、と思うのです。
とはいっても、義両親の寝室だった部屋は日当たりもよく、子供も大きくなってきたためにそのままにしておくのはもったいない気もするのです。
夫とそのことについて、ここの所毎晩のように協議しています。
夫は私の判断で遺品整理を進めて構わないと言ってくれるのですが、私はそれでいいものかと自信が持てないのです。
そこで、お義姉さんたちに一度相談してみることにしました。
一緒に遺品整理をしてもらい、必要なもの、思い出深いものはお二人に持ち帰っていただくのがベストだと思っています。
タンスやベッドも良いものではありますが、私には使えそうにありません。
遺品整理というのは簡単ではないと身に染みて感じております。
台東区の遺品整理に関する色々な感想・2
故人の持ち物を大切にしておくことが、亡くなった人にとって最もいいのではないかと、私はこれまで思ってきました。
しかし、実際は反対だったのかもしれません。
持ち物は主人を失ったことで、役目を終えるものなのだと、先日僧侶の方に伺いました。
亡くなった方の身の整理をして差し上げることが、残された人間にとって大切な仕事なのだそうです。
そんなお話を聞いてから、私は母の遺品整理を始めることにしました。
母の持ち物を手にすると、自然と涙があふれてきました。
結局その日は、ほんの少ししか作業をすることができませんでした。
しかし、こうしていつまでも悲しむことも、母にとっては未練に繋がるのかもしれません。
それから少しずつではありますが、遺品整理を進めています。
とはいえ、何もかも処分するというわけではありません。
今後も使えるものは形見として取っておくことにしています。
あくまでも主を失い、存在意味をなくしてしまったものたちを処分する、これが遺品整理の正しい意味なのだそうです。
遺品整理も供養。
最近その意味が分かってきたような気がします。
母の持ち物があることで、気配を感じることができるとこれまで遺品整理は先延ばしにしていました。
しかし、それはいつまでも母を懐かしんで悲しんでいるともいえます。
遺品整理はそうした心の整理にも必要なことなのかもしれません。
台東区の遺品整理関連で見た様々な感想・3
兄弟が多い私ですが、仲がいいかと言われれば、そうでもないというのが正直なところでしょうか。
毎年お盆や正月に顔を合わせる機会はありますが、日にちを合わせてみんなで集まるわけではありません。
都合のいい日に実家に集まった際、たまたま顔を合わせると言ったほうが正解でしょう。
父が亡くなった時も、実は少し揉めました。
両親は二人で平屋の実家で生活しており、本当は兄が同居すると何年も前から私たちに言っていたのです。
しかし実際は両親は二人きりで生活しており、病院への送り迎えも娘の私がしていました。
自分の親なのですから当然と言えば当然なのですが、口ばかりの兄には思わずため息が漏れることも多いのです。
先日、母に呼ばれて父の遺品整理を手伝うことになった際もそうでした。
兄はある程度遺品整理が終わってしまってから顔を出したのです。
ついつい喧嘩腰になってしまう私も悪いのですが、それぞれ家庭を持つと仕方のないことなのでしょうか。
それでも、やはり兄弟はいて良かったと思います。
母にはいつまでも元気でいてもらいたいですが、いつかは見送らねばならないときが来るのでしょう。
その時、頼りになるのはやはり兄弟だと思うのです。
母もそれをわかっているらしく、遺品整理はできるだけ楽にできるよう、整理しておくからと言われます。
母にはどうやら、何もかもお見通しのようです。
台東区の遺品整理行った上での感想・4
一年前に亡くなった母の後を追うように、先日父もこの世を去りました。
両親がこの世を去ってしまったことで、我が家はなんだか少し気温が低くなったような気がします。
母が亡くなってから父の元気はなくなってしまい、遺品整理もせずにおりました。
母の持ち物がなくなってしまうと寂しいと、父が生前申していたためです。
両親の寝室をそっと覗くと、そこには父と母の持ち物であふれており、まだ二人が生活をしているようでした。
しかし、このままにしておいても両親が帰るわけではありません。
少しずつではありますが、妹と一緒に遺品整理を始めることにしました。
とはいえ、思い入れが強いものが多く、なかなか片付かないものですね。
父が亡くなって日が浅いということもあり、涙で手が止まってしまうこともあります。
遠縁の人に遺品整理を手伝ってもらったり、業者にお願いする方が多いというのも納得できます。
ただ、幸いなことに今住んでいる家は両親の持家で、部屋を早急に明け渡さねばならないというわけではありません。
そのため、ゆっくりゆっくり、妹と二人時間をかけて、両親の遺品整理をしたいと思っています。
遺品整理が終わるころには、私たちの心の整理もできていればいいな、と考えているところです。
台東区の遺品整理に伴う様々な作業の感想・5
この冬で、祖母が亡くなって3年になります。
これまで何度も祖母の遺品整理を行おうと、母と一緒に祖母が使っていた部屋を訪れたか分かりません。
しかし、そのたびに涙があふれて作業ができずにいました。
私にとっても母にとっても、祖母はかけがえのない存在でした。
パワフルでいつも元気で優しくて、歳の割に若くて携帯電話も使いこなしてしまう。
そんな祖母のことが大好きだったのです。
祖母が亡くなった時、私たちは信じられない気持ちでした。
あの元気な祖母が亡くなるなんて考えられなかったのです。
人は本当に死んでしまうのだと、おかしなことまで思ったりもしました。
祖母の死から2年以上、私たちはため息の日々を送っていたような気がします。
しかし、このまま落ち込んでいては祖母が心配すると母と話す機会が増え、とうとう本格的に遺品整理を開始することにしました。
3年近い時間は、私たちの心を少し溶かしてくれたようです。
祖母の遺品に触れるとまだ悲しみはありますが、懐かしい話をしながら笑顔になることもできました。
遺品整理は故人のためだけでなく、残された家族のためにも大切な作業なのかもしれません。
まだまだ先は長いですが、早く祖母に安心してもらえるよう、遺品整理を頑張りたいと思います。
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