今回は下記に長野市の遺品整理で様々な意見と感想をまとめました
長野市の遺品整理に伴う片付けの感想・1
アニメグッズを山盛り部屋に残して死んでいった男性の依頼。
そんな兄を尊敬し、それらグッズを残すべきだと主張する妹さん。
一刻も早く廃棄してしまいたい母親。
立ち尽くす知人。
奇妙な三つどもえは、しばらく作業も進まず続いたそうです。
結局は現場に急行したヒーロー、お父さんの出現によって折衷案で片がつきました。
なぜはじめから「お互いの言い分の間をとる」という、4歳でも思いつきそうな解決策をこの女二人は思いつかなかったのだろう、やりきれない知人がそこにいました。
ただ地獄はそこから、じゃあどれを残すか捨てるかでさらに一悶着。
燃やしちゃう?と喉まで出かかっているのを必死に堪えながら、知人はその現場を見事乗り切りました。
まあ家族それぞれに言い分があるっていうのは、けっこう遺品整理ではよくあるんです。
しかしそれは遺産や土地、お金関係がほとんど。
ただの趣味の品々でここまでもめるのは、遺品整理をしてもまずないと知人。
というかなんでこの男性死んだんでしょ?自分はそっちのほうが気になりました。
長野市の遺品整理に関する色々な感想・2
遺品整理をしている会社って普段どんな社内なのか。
知人は遺品整理の会社をやっているんですが、今では社員数も10名かそこらにまで増えたようです。
仕事が仕事だけに、やはり皆少し変わっているのかと思いきや、案外というかいたって普通だそうです。
確かに知人も特に変わったタイプではありませんし、受付の女の子は別に腐った遺体の現場にいくわけではなく、電話受けと来客対応が主です。
知人が言っていたのですが、「確かに仕事はすごく変わっているかもしれないし、そこで働くうちに人が耐えられないものに、耐えられてしまうまで、メンタルが変化するのは事実」その後にこう付け加えました。
「だからといって“ぼくちょっと人と違うんです”みたいなツラして働きたいと言ってくる奴にロクな奴はいない」と。
未だにいるみたいなんですね、「まともな仕事につけなくて、もうこの仕事しか残されていないんです」みたいなことを遠回しにいってくる人が。
確かに遺品整理は、まともに働けない方々の駆け込み寺ではありませんよね。
そんな「ここしかない!」みたいなこと言う人間に限ってすぐに辞めていくそうです。
遺品整理しか残されてないて言ってたのに結局他に行くところあるんやん!って感じですよね。
長野市の遺品整理関連で見た様々な感想・3
知人の遺品整理会社で働くYちゃんは29歳の、海外旅行が大好きな女性です。
大型の休みをとっては貯めたお金のほとんどをはたいて海外に逃亡しているとてもアクティブな会社のムードメーカー。
今は一人暮らしいですが、3年程前までは実家で両親と3人で住んでいたそうです。
知人と知り合ったのは、2年程に遺品整理の仕事を通じてです。
Yちゃんの妹さんが東京で自殺をして亡くなったことがきっかけでした。
仲の良かった姉妹で、遺品整理の当日はYちゃんも立ち会っていたらしいです。
その頃にはもう気持ちの整理も済んでいたそうなのですが、やはり相当落ち込んでいたそうです。
自殺した原因はわからないのですが、妹さんの手にはフランスにYちゃんと旅行に行ったときの写真が握られていたそうです。
このときは言葉もロクに交わさず遺品整理だけを終えたのですが、後日突然スタッフ募集に関しての電話がかかって来て、当日面接に来るまでYちゃんだとはわかりませんでした。
今では会社の看板娘になっています。
長野市の遺品整理行った上での感想・4
知人の会社に勤めるD君は元高校球児です。
当時は堅守技巧派の選手として地元ではけっこう有名でした。
県大会の上位常連校で、D君のいた3年間で夏の甲子園県予選は2回の準優勝。
ベスト4が一度という好成績。
秋季大会もベスト4に2度入りました。
ついぞ甲子園出場の夢は叶いませんでしたが、今でも地元の草野球チームには在籍しているようです。
なぜ大学で野球を続けず、彼がいま遺品整理会社にいるのかはわかりません。
チラっと話したことがありますが、「自分ぐらいの選手はゴマンといて、もともと野球は高校までと決めていました」とのことです。
知人はもったいないと言っていましたが、D君がいるから今会社が助かっているのも事実。
まだ21歳なので、まだまだ独立リーグとかでプロも目指せるとは思うのですが、今のところD君にその気はないみたいです。
高校時代は170cm中盤そこそこぐらいで体重も60kg少し。
決して大柄ではなかったのですが、今では身長は少し伸びた位ですが、その代わり鍛えた分かなりゴツくなって75kg以上あるそうです。
立派な長距離バッターの体格に見えます。
日本一ボールを飛ばす遺品整理屋だと、冗談まじりに言っている知人自慢のスタッフです。
長野市の遺品整理に伴う様々な作業の感想・5
遺品整理の仕事がこんなに身近になったのは、知人の存在以外にありません。
それまではそんな仕事があることすら知らなかったですし、死んだ人の部屋を掃除するなんて、警察かどっかがやっているとばかり思っていました。
というか、普通の生活のなかで遺体のあった場所に易々と一般人が入れるなんて思ってもいなかったから、そもそもそういう現場の仕事を考えすらしなかったですね。
ただ今では知人を通じ、少し遺品整理を身近に感じることができました。
遺品整理会社にも営業さんがいること、昼休みがあること、たまに昼休みもとれない忙しい日があること。
お盆があることゴールデンウィークがあること。
まあこの連休は往々にして仕事柄なくなったりするらしんですけど。
とにかく仕事内容が変わっていること以外は、いたってどこの業界とも変わらない普通の人たちで経営されている会社です。
大概のグロいものでは驚かないのだとは思うけど。
遺品整理というのは人生において自分が依頼するのは一度あるかないか、きっと無い人のほうが多いかもしれない。
でも確実に必要としている人はいるわけです。
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