今回は下記に綾瀬市の遺品整理で様々な意見と感想をまとめました
綾瀬市の遺品整理に伴う片付けの感想・1
先月、中古住宅を競売で落としました。
老人の孤独死による事故物件でしたので、遺品整理をする必要があったのですが、見知らぬ爺さんの遺品整理を自分の手でする気にはなれなかったので、業者に依頼しました。
物件は、都内の2階建て4LDKで立地の良さの割りに、リーズナブルでしたので即決でした。
事故物件ゆえの安さは承知の上でしたし、リフォームしてしまえば気にならないと思ったので落札しました。
事故物件とは言っても、殺人や自殺などではなく老衰による自然の死でしたし、近所の人に聞いたところ非常に気のいい爺さんだったらしいというのも物件落札の決め手でした。
当日の遺品整理は業者に全て任せて、私は庭木の剪定をしていました。
爺さんの一人暮らしの割には、趣味の良い庭で少し手を入れただけで見違えるようにきれいになりました。
業者によると、荷物もきちんと整理整頓されていて比較的楽な仕事だったそうです。
そんなところからも爺さんの生前の生活がうかがえるようで、私は見知らぬ前住民に好感を持ちました。
赤の他人の家を競売で落としたのではなく、良く知った人から譲り受けたような親しみを感じたりしました。
整理の行き届いた荷物とは言え、あっという間に作業が終わったことには関心しました。
決して遺品を乱暴に扱わないのに、短時間で手際よく片付ける姿は、ちょっと感動ものでした。
「事故物件を競売で落札して、遺品整理をする」というのは、正直少し気が重かったのですが、色々な気持ちの良い人達に関わったことで、新築を購入する以上に良い思い出になったように思います。
綾瀬市の遺品整理に関する色々な感想・2
故人の遺品整理をするというのは、死者の人生を追体験するに等しい行為だと思います。
先日、不慮の事故で亡くなった兄一家の遺品整理を業者に依頼しました。
私は確認のため、最初から最後まで立ち会ったのですが、兄一家の楽しく幸せだったであろう生活を全て見たように感じました。
甥たちの学校での工作作品やいつも遊んでいたゲーム、兄嫁が大切そうにしまっていた綺麗なワンピース、兄の趣味だった釣り道具一式。
幸福な家族の記憶がそこにありました。
涙で周りがよく見えず、遺品の確認がはかどらなかったので、業者の方にはとても迷惑をかけてしまいました。
不甲斐ない私に代わって、遺品整理の業者の方は誠心誠意働いてくださいました。
兄一家の大切な遺品を、一品一品丁寧に片付けてくださいましたし、泣き崩れている私のことも気遣ってくれたりととても親切でした。
頭が上がらない思いでいっぱいです。
我関せずだった薄情な母よりも、親切な業者さんの方が身内のようでした。
今までの人生で一番悲しかった時に受けたご恩は、たぶん一生忘れないだろうと思いました。
綾瀬市の遺品整理関連で見た様々な感想・3
妹の夫が亡くなったという知らせを受けたのは、私がマンハッタンに住んでいた時でした。
妹夫婦は、夫の浮気が原因で離婚する寸前だったのですが、その浮気相手の女性と一緒に車で単独事故を起こし亡くなったそうです。
怒りで声を震わせた妹は、「あいつの荷物を処分したいけど触りたくない。
遺品整理ができない」と電話で言っていました。
妹の怒りはすさまじかったのですが、悲しみと屈辱も感じていたようでした。
妹が可哀想で仕方がありませんでした。
以前、私が日本に住んでいた時に、遺品整理の会社に依頼したことがあったのを思い出し、妹に利用を勧めました。
愚かな夫の痕跡に触れないようにすることが慰めになると思ったからです。
遺品整理の業者の仕事は、迅速で確実だったようです。
見たくない触りたくもない過去の思い出の品々を、キレイさっぱり片付けてくれたと、妹は喜んでいました。
遠方に住んでいたせいで、失意の妹の元に駆けつけることができなかった私の罪悪感も、少し軽くしてくれましたように思いました。
現在の妹は、自分一人分の荷物だけになり身軽になったので、私の真似をして海外に移住しました。
来年、青い目の義弟ができる予定です。
綾瀬市の遺品整理行った上での感想・4
3年前の冬に祖母が亡くなりました。
癌による闘病の末の最期でした。
祖母の遺言により、遺品整理を業者に依頼することになったのですが、私は最初納得がいかず反対していました。
「大好きだったおばあちゃんの遺品は、私の手で片付けたい」それが、私の思いだったのですが、祖母の考えは違ったようです。
「自分の子供達のことも孫たちのことも心から愛しているからこそ、長年溜め込んだ荷物の整理などさせたくない」祖母はこう思っていたそうです。
いつまでも遺品整理の業者への依頼を反対していた私に、母が教えてくれました。
祖母は、とても心優しい人で皆に愛されていましたが、唯一の欠点が物を溜め込む癖だったのです。
祖母の小さな家は、物であふれ返っていました。
入院中も、自分が生きている間だけでも荷物を捨てないでくれと祖母が言うので、皆手が出せませんでした。
「好きに生きて、好きに死んでこその人生」というのが祖母の信条でしたので、遺品整理まで自分で取り仕切ったことで、祖母の人生は完結したのかもしれません。
綾瀬市の遺品整理に伴う様々な作業の感想・5
リーマンショックの影響で派遣切りが多発したころ、私も例に漏れず無職となりました。
30過ぎてろくな資格もなく、派遣でしか働いたことがなかったので、本気で途方に暮れました。
今度は簡単に切られないようにと就職を目指したのですが、なかなか難しく…
何社も落ちた末に絞った就職先は、「遺品整理業者」と「介護業界」です。
生活も苦しくなってきていましたので、なるべく早く就職したくて、比較的職を得やすい業界を狙ってみました。
遺品整理業者は、業者の方のブログを見て、とても格好良く見えたので志望しました。
尊い仕事だと思ったのもありますが、正直色んな人の人生の裏側が見られそうなのも興味をひかれたところでした。
ところが、そんな私の軽薄な気持ちを母に見透かされて大説教を受けてしまいました。
「軽い気持ちで人様の遺品整理をするなんて許されない。
本気の覚悟が決まってから、もう一度考えなさい」と言われて、自分の浅はかさが恥ずかしくなりました。
結局、介護業界で働くことになりました。
今の仕事で色々な方の人生に寄り添うことで、本気の覚悟を育て、いつか遺品の整理を請負えるような人間になりたいと思っています。
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